先日読み終えた本のことを書きたいと思います。
嫁ハンをいたわってやりたいダンナのための妊娠出産読本です。
いろんな方のブログでもオススメされていたので気になり、早速読んでみました!
コウノドリのモデルである、産科医の荻田和秀先生が著者のダンナさん向けに書かれた妊娠・出産に関する1冊です。
自分にとっての当たり前と、お医者さんにとっての当たり前、ダンナさんにとっても当たり前、
それぞれの当たり前が、実は結構違うということを実感させられました….!
まず、”安定期なんておません(=ありません)”ということ。
我が家は、ダンナさんが旅行が人生の生きがいなのと、仕事柄国内出張がそこそこあるので、
”飛行機は安全”という言葉を丸呑みして、あまり気にせず18週目くらいまで過ごしていたのです。
しかし、先生からしたら、”安定期なんておません”と。不要不急の旅行、マタ旅はやめなはれと。
妊娠初期は、流産の確率が15〜20%と高く、妊娠後期は約8%が早産というのが統計的数字。だけど、実際の現場では、安定期でも危険な状態に陥る妊婦さんをたくさんみてきたという先生の言葉。
妊娠〜出産は、長い人生の中のたったトツキトオカなのです。不要不急の旅行はやめよう、と決意しました。
次に、初めて理解したのが、そもそも妊娠中とは、お腹の中に赤ちゃんという異物を受け入れて、育てている状態。だから、母体は赤ちゃんに対する免疫能力をある程度低くして、妊娠を維持しようとすると。だから、感染症やがんにかかりやすくなるのだと。
なるほど!と思いました。よく、妊婦は免疫力が低下するから・・・と言われますが、なぜなんだろうと思っていました。納得です。
納得したからこそ、健康意識をいつも以上に高く持って生活しようと動機付けされました。
なぜ?を知れば、行動力を引き上げられます!マスクや手洗いうがい、アルコール除菌をこまめに。
早寝早起き、バランスの良い食事で、健康的な生活を心がけようって思います。
さらに、最後の章にある、”産科医のぼやき、炎上覚悟!”の章では、今まで全く知らなかった不妊治療に関する実態について書かれていました。
合併症があって、おなかの中で赤ちゃんを育てていけるかどうかわからない人や、年齢的に妊娠を継続できるかどうかわからない人にも、不妊治療は行われているということ。
けど、それだけお産をしたいと思う女性が世の中にはいるということですよね。
私のおなかの中に偶然やってきてくれた小さな命を、今まで以上にもっと大事にしようって思いました。誰にでもやってくるものじゃないし、欲しいと思った時にできるもんじゃない、本当に貴重な命だから、大事にしようって。
ダンナさん向けと書いていますが、私は妊婦さんとしておなかの命を無事生み出すまでに必要なこと、たくさん学ばせてもらいました。
とっても良い本なので、ダンナさんにも読んで欲しいな〜と思っていますが、全然興味持ってもらえず…
しばらくリビングにおいて無言のアピールしようかな笑
妊婦さん、妊婦の奥様を持つダンナさんには、本当にオススメの1冊だと思います(^^)