出産

想像以上に壮絶だった、初産・自然分娩の出産レポート

2020年8月某日、無事に元気な男の子を出産することができました。

天使のようにかわいい我が子。毎日かわいい、かわいい、って愛でています。

けど、かわいい我が子に会うまでの道のり(=出産)は想像の何十倍も大変でした…!

この記事では、そんな私の出産体験を紹介します。

昨年の10月に妊娠が発覚。つわりを心配していましたが、ほぼなし。体重増加も標準で、担当医からこれといった指摘もなし。

更には、3度の出産経験のある母が平均5〜6時間のスピード安産だったと聞いていたので、

私もそれくらいなのかな、遅くても初産の平均12〜15時間くらいでは産まれるのかな、くらいに思っていました。

しかし、実際の出産は、倍以上の時間がかかりましたし、自分史上最も大変なだった出来ことにランクインするくらい、想像の何十倍も大変なものでした…

陣痛が始まったら、もう、産むまでは立ち止まれません。

陣痛、痛い、苦しい。だけど、今よりさらに痛い陣痛を乗り越えなければ、出産までたどり着けない…

辛いと思ったら、もっと辛くなる、と思い、心を無にして30時間以上の陣痛に耐え、やっと我が子を手にすることができました。

今振り返っても、本当に大変でした(笑)

事前にいろんな人の出産レポート見て、最後の出産シーンで感動して涙してたんです。

きっと自分自身の出産の瞬間は、もっと感動で泣いちゃうんだろうなって思ってました。

だけど、実際は全然、涙出なかったw

やっと出てきてくれたか・・・!やっと陣痛から解放されたー!やっと終わったーー!という達成感と、圧倒的疲労で、ヘトヘト。

出産直後は、我が子の出産に感動する余裕もないほどに疲れ切ってましたw

(その後、我が子にやっと、本当にやっっと、会えた喜びを噛み締めましたよ。)

難産てこういうことなんだ…と、今振り返ると感じます。が、1ヶ月経った今となっては、もう、陣痛の痛み忘れてるんですけどね。笑

前置きが長くなりましたが、ここから詳しい出産レポートです。

前駆陣痛?!自宅で痛みに耐え忍んだ15時間

出産予定日

午前11時頃

出産予定日に妊婦検診へ。子宮口の開きは指1本分で先週から変わらず。強めの内診グリグリ。

午後13時頃 

検診以降、出血が続く。おしるしかな?と思うも、その後いつも通り生活。

出産予定日から超過1日目

深夜5時頃 

陣痛?痛みで目が覚める。下腹部に生理痛のような鈍痛⚡️

朝7〜9時 

腰にも痛みが⚡️痛みの感覚は6〜10分間隔に。ただ、痛みのレベルは予想してた陣痛より鈍い。まだ全然耐えられる。念のため病院に連絡したら、来受診し子宮口確認することに。

朝10時頃 

入院準備持って外来受診へ。ただ、子宮口の開きは指1本程度で、まだまだ。陣痛も痛みがすごく強まってきてるわけではないため、前駆陣痛の可能性もあると…(それにしても、6〜10分に1回は頻回すぎるし朝よりは痛みも強い)とりあえず、一旦家に返される…

11〜18時 

10分以内の頻度でやってくる陣痛に耐えながら1日を過ごす。この時はまだ、痛いけど、ご飯やおやつも食べられる状況。妹が買ってきてくれたシュークリームをおやつにいただく。幸せ。

18〜20時 

徐々に痛みが強くなってきた。痛みの波が来るたびに旦那に腰をさすってもらう。頻度は3〜5分以内に1回の超頻回に…

20時半頃 

あまりに頻回なのと、痛みも徐々に強まっていたので再度、病院へ電話☎️。その結果、今晩から入院することに。入院荷物を持って旦那と共に陣痛タクシーで病院へ。陣痛の陣痛の合間に素早く移動しながら、なんとかたどり着く。

医師に診てもらうと、子宮口が3cm開いてる!明日の朝には産まれるかな?と助産師さんから言われつつ、分娩準備室へ移動。

20〜0時 

コロナの影響で、私が出産する頃は、立ち合い不可・・・かつ、精密機器があるためという理由で、携帯使用も不可だったので、ここからは孤独な戦い…

NSTをつけて陣痛の強さや赤ちゃんの心音確認。痛み強くなっていく…子宮口は4cmまで開く。まだ4cmか〜…

やっと子宮口6cm、だけどここからが長かった

出産予定日から超過2日目

0〜6時 

痛みはさらに強くなり、子宮口6cm!痛みも徐々に強くなる。助産師さんにつきっきりで腰さすってもらうw

 (この日は分娩の妊婦さん私だけで、助産師さん独り占め。本当にありがたかった。助産師さんが心の大きな支えでした。本当に感謝。)

6時頃 

朝食が出たけど汁物しか飲めず。基本は陣痛と陣痛の合間に、持参していたウィダーインや飲み物で、エネルギーをチャージ。

ストロー付きキャップとウィダー、買っておいてホントよかった…‼️(陣痛に耐えながら、箸を使って咀嚼してご飯食べるとかできなかったので、私にとってこの2つは必須アイテムでした…!ウィダー2個持っていったが、もっとあってもよかった…)

6〜10時 

これまで少しずつ、でも、着実に開いていた子宮口。

それが、まさかの、6cmから進まない。しかも、赤ちゃんもなかなか子宮口の方に降りてこない。頭の向きも正しい向きになっていない…出産にあたり、とにかく、色々状況が整っていない。 

助産師さんの勧めで、赤ちゃんが降りてくるよう、姿勢を変えたり、腰振り運動などにトライするも、効果なしw

この間も、容赦無くまるでハンマーでかち割られるかのような陣痛の痛みが、私の腰を襲ってくる。いつまでこの痛みに耐えたらいいのか…何度も心が折れそうになる…

痛みのことを考えると精神衛生上良くないと朦朧とした意識の中で判断。痛みのことは考えず、とにかく呼吸に集中。

いつまで耐えたらいいの?あとどれくらいで終わるの…?と、次々に頭をよぎる痛みに関するワードたちを遮断し、心を無にして呼吸。とにかく呼吸。 心を無にしてとにかく呼吸だ、と、自分に言い聞かせて耐え忍ぶ。(ソフロロジー法に習い、事前に呼吸法練習してました。やってて本当に良かった!)

陣痛促進剤で、さらに痛みがパワーアップ

10〜12時 

なかなか進まない上、体力の限界も近付いてきた。医師もその様子を診かねてか?陣痛促進剤を使うことに。それによって、痛みのレベルが、さらに高まる。

もっと強い痛みを経ないと、出産というゴールに辿り着かないかと思うと、心が……と思いながら、心を無にする。

もう、進むしかないんだ‼️とにかく呼吸に集中。痛すぎるけど、痛みのことは考えない…(痛いけど…)

12〜13時 

痛みのレベルがドンドン上がる。腰がカチ割れそうになる痛み⚡️に耐え続ける。いつ終わるんだ…前日はもちろん寝れなかったので、体力的にもかなり辛くなってくる…呼吸も痛みが強いときに乱れたり、時折赤ちゃんの心拍が下がったりするため、酸素マスク装着。

んばれ自分…‼️ お腹の赤ちゃんも頑張ってるんや…もう少しだ。 カチ割れそうな腰も、カチ割れること は絶対にないし、出産というゴールが 絶対にやってくる。

そう自分に言い聞かせて、耐え忍ぶ。…と、そんなことしていたら、ついに 子宮口8cm!陣痛きたときには全開に なっていることを確認!やっと、分娩台へ・・・

(心からの)待ってましたー‼︎

遂に分娩台へ!ラストスパート

13時〜出産まで ラストスパート

分娩台に上がり、陣痛のピークに合わせていきむ。何かがドゥルルんと出てきてる感覚あり。もうすぐゴールだ・・・と思いながら、必死にいきむ。一刻も早く、この痛みから逃れたい。とにかく必死にいきむ。


何かがドゥルルんと出続けている感覚があったので、もう数分で出てくると思っていたら、

助産師さん『いま1円玉くらい頭見えてるよ〜!』

と。

(え、まだ1円なの…?!)

ゴールまでの道のりは、私が想定しているよりも長いらしいことを把握し、また心が・・・後日聞いたところによると、この瞬間の私の顔は絶望してたらしいw

その後も、とにかくこの痛みから早く解放されたい…という思いで、必死にいきむ。
痛みに悶絶して叫んだりしない。真顔で耐えて、いきみに集中。痛みから解放されたい、早くスムーズに出産を進めたいという気持ちでいっぱい。

助産師さん 『500円玉くらいまで見えてきたよ〜!』

お医者さん 『会陰切開するよ〜!』

赤ちゃんの心拍が時折下がったり、頭の向きが横向きで出にくい状況などあり、吸引分娩へ…

お医者さん『何度もできない、しっかりいきんで』

もうラストスパートだと思い、必死にいきむ私。

赤ちゃん 『えーん‼︎』

や、やっとでてきた〜!マジで長かった〜!

事前にいろんな人の出産レポを読んでは、この出産シーンで感動してうるうる梁ときには泣いたりしてた。

が、冒頭でも書きましたが、実際、自分の出産時は、もう体力と精神の限界だったのか放心状態で涙出てこず…w

けど、本当によく無事にでてきてくれた。
ありがとう赤ちゃん。
そして自分、本当によく頑張った‼️本当に、よく頑張った!!

このあと胎盤出してもらい、会陰切開&裂傷の傷の縫合。(産後はこの傷に相当に苦しめられるw)

その後は小休憩ののち、旦那さんとの面会へ
安心したのか、分娩中は辛くても泣ける状況ではなかったからか、ここにきて涙が・・・

旦那『長かったね、大変だった…?』

私『大変だったよ〜泣』

最後に

出産、思っていた数十倍、いや、数百倍大変でした…
赤ちゃんも、もちろんよく頑張ってくれたんです。けど、自分も、本当によく頑張った!と心から思います。

そして、世の中のママたち、偉大。
私、陣痛の痛み耐えながらも、この日本中にいる何万人のママたちが乗り越えてきたんだ、私にも絶対にできる、と言って自分を鼓舞してました。笑

いや〜、、陣痛の痛みは半端ではなかったです。本当に。

でも、人って不思議で、もう陣痛の痛み、忘れ始めてるんですよね。笑
産後は第二子なんて絶対に考えられないと思ってたのに、もう次のこと考えてたり。

それも、生まれてきてくれた赤ちゃんが、毎日私の心を癒してくれてるからかな。
大変だったけど、無事に産まれてくれて、本当によかった。

そして、今子育てをしながら日々感じていますが、子育てって、大変だけど、とても幸せな時間ですね。日々、めざましく成長する我が子の姿をすぐそばで見守れる幸せは何にも変え難いものがあります。

出産は命がけって、本当にその通りだと思いました。想像以上に大変だったお産を終えて思うことは、次の妊娠のときは、以下についてもっと気をつけようということ。

  • 栄養ある食生活を心がける。カロリーもしっかりとる。(我が子は2400g、低出生体重児でした。元々食が細いのと、夏バテで素麺ばっか食べてました…)
  • 臨月入ったらしっかり体動かす。運動する。(赤ちゃんがなかなか下に降りてこれなかったのはこれが一因かな?と。正直、超グータラして全然運動してなかったです・・・w)

第二子を授かり、出産することになったら…少しでも安産であって欲しいので、上記気をつけたいと思います。分かっていても、なかなか実行できてなかったので・・・

一方、やっておいて良かったのは、【呼吸の練習】です。元々ヨガをしてたので、鼻から吸って口から吐く、深い呼吸をする、ということには慣れていたのですが、これが出産の時はめちゃくちゃ役に立ちました。

我を忘れて叫んだり、体に力が入りすぎたりすると、呼吸が浅くなり、赤ちゃんが苦しくなって、お産の進みが悪くなる・・・とかもあるようなので、ゆっくり、深く、呼吸する。これは本当に大事だなと思いました。

以上が私の出産レポートです。最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。この経験が、少しでもお役に立っていると嬉しいです。

ABOUT ME
ゆか吉
結婚5年目、1989年生まれのアラサーです。20年7月に第1子出産予定。将来に向けて、節税・プチ資産形成実践中(投資信託/iDeCo/積立Nisa etc) です。